「イタリア語スピーチコンテストで勝つためには」の雑多なテクニック編の②です。こんなに長くなるとは思いませんでした。書いているうちにいろいろ書きたくなってしまいました*1。
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体を使ったパフォーマンスは避けよう
スピーチコンテストはあくまでも「スピーチ」コンテストであって「フィジカル」コンテストではありませんので、体を使った過度なパフォーマンスは、個人的には、マイナス要素ではないかと思います。よくてもニュートラルで、評価に影響しないと思いますので、避けたほうがいいと思います。といっても熱く語るとある程度体を動かしてしまうというのはあるので、それは逆に効果的に働くと思います。ここで言う体を使ったパフォーマンスというのは、大げさな動き等のことを指しています。大抵こうした大げさな動きは練習を必要とします。そして練習を経た洗練された体の動きほど、現実の世界においてうさんくさいものはありません。
スピーチコンテストはあくまでも内容を重視して、それに伴う自然な動き程度にとどめたほうがいいと思います。また、個人的には、急に声を張り上げるのも好きではありません。びっくりするだけで、中身が伝わってくることも特にありません。特に評価は下がらないと思いますが、あれで評価が上がるなんてことは到底ないと思います。
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原稿を無理して暗記する必要はない
京都外大の方は「原稿を暗記することが原則」になっていて、日伊協会のほうは「原稿を暗記することを推奨」になっています。つまり、両者で求められているスキルが全然違うわけです。京都外大の方では暗記スキルが求められているのですから、暗記するよりほかありません。日伊協会のほうは「推奨」になっていますし、特に暗記をしなければならないとは感じませんでした。ただやはり読み上げるような発表は避けたほうがいいと思います。読み上げていると、本当に「この人イタリア語できるの?」とか、「自分の思い入れのある内容なのに全然おぼえていないの?」という疑問が浮かんでしまいます。ですから、暗記したスピーチを思い出しながらロボットのように話すよりは、原稿をチラチラ見ながら発表した方がいいと思います。
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提出原稿の内容を忠実に守る
これは当たり前ではないかと思われるかもしれませんが、原稿の内容を守らなければなりません。といっても原稿に入る前に、「みなさんこんにちは」などの挨拶や「私は〜です」等の自己紹介はしてはいけないということは決してありません。むしろある程度した方が、急に話し始めるよりはいいのではないかと個人的には思います。ここで言いたいのは、一次審査で提出した原稿内容をできるだけ忠実に再現するべきであるということです。審査員は原稿を持っていますので、その原稿を目で追うことも多いです。ですから、もし内容を変えてしまうと、「こいつ間違えたぞ」みたいな、目に見えるミステイクとして減点対象になります。印象もあまりよくありません。なるべく守りましょう。
適当なことを書きすぎた気がします笑 なんども繰り返しますが、あくまでも憶測です。私は、コンテストで勝利したこともありませんし、審査員をやった経験もありません。これはいろいろ経験した結果、こうなのではなかろうか、と自分に言い聞かせていることでもあります。
スピーチコンテストは、結局のところ、ある程度のレベルを満たしていれば、あとは相性とかその場の雰囲気とか、スピーチ内容の面白さで決まることだと思うので、真摯に取り組んで、やるべきことをやって、天命を待つしかありません。
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*1:私怨は入っていないと思うのですが、気づかずにそういう感じになってたらヤだなぁ笑