イタリア人とウンコの話です。まさかのpart2です。自分でも信じられません。ウンコブログになってしまいます。
さて、イタリア語では「ウンコ」は悪い意味もあるけど、面白い使い方もあるよ、という話をしました。今回は悪い意味の話をしていきます。
今回は「cacare カカーレ」という動詞について書いていますが、「merda メルダ (うんこ)」という名詞を使った表現もあります。どう使うかというと、サッカーの試合を観戦しているときに、応援しているチームがミスしたときに使います*1。「メエエエエエルダアアアアア」と叫ぶだけの簡単なお仕事です。いずれそういう話も書きたいと思っています*2。
「ウンコ」の話をするとどうしても筆がのるようです。お恥ずかしい限りです。さて話が逸れましたので元にもどします。
「cacare」の話でしたね。イタリア語には「andare a cacare (ウンコに行く)」という表現があります。そんなものイタリア語に限った話ではありますが。これを命令形にすると下のようになります。
Vai a cacare! ヴァイ ア カカーレ
直訳すると、まさに「ウンコしてこいよ」です。日本語で「ウンコしてこいよ」といっても特に別の意味はありませんが、イタリア語の場合、「ふざけんなよ」みたいな意味があります。友達同士でふざけるときなどにも使えますので便利な表現です。イタリア人はよく使います。さらにこんな言い方もあります。
Mi fai cacare ミ ファイ カカーレ
直訳すると、まさに「お前が私にウンコをさせる」です。日本語ではもう何のことかわかりませんね。イタリア語では、「お前まじでむかつくよ」という意味です。かなりきつい言い方なのでシリアスな場面で使うことが多いです。あまり友達には使わないようにしましょう。これ、結構汎用性が高くて、「fai」のところを「fa」に変えれば、例えば「Quel partito fa cacare クエル パルティート ファ カカーレ (あの政党まじむかつくんだよね)」のように、いろいろなむかつくことに使うこともできます。かなり便利(?)です。
実はイタリア語は使役形「fare V」を用いた表現をよーく使います。例えば「piacere ピアチェーレ (好きみたいな意味)」と一緒に使うと下のようになります。
Mi fa piacere ミ ファ ピアチェーレ
そして意味は、「嬉しいね」とか、「喜んで(〜します)」みたいなものになります。これとcacareを結びつけた表現というわけです。
さて、ここまでcacareの話を書いてきたわけですが、まだ語り足りないので、part3を作ります。