イタリア語でおもしろいと思った表現を、適当に6つピックアップしてみました。選んだ理由と数には何の意味もありません。色々集めては見たものの、一つの記事にはなりそうになかったものの寄せ集めです。Hittonさんのイラストを楽しむだけの記事です。
1.水の外の魚のような気分だ
mi sento un pesce fuor d'aqcua
ミ セント ウン ペッシェ フオール ダックア
「居心地が悪い」
日本語には、活き活きとしていることを指して「水を得た魚」なんて表現がありますが、イタリア語にはその逆の、「水を失った魚」のような表現があります。同じことを、il terzo incomodo (イル テルツォ インコーモド) なんて言うこともあります。こちらは、「不快な第三者」くらいの意味です。
ちなみに、イタリア語では、「水を得た魚」は、un topo nel formaggio (ウン トーポ ネル フォルマッジョ) 、「チーズの中のネズミ」と言うそうです。可愛いですね。まあ、ネズミはチーズは食べないらしいですけど。
2.お店を開いてます
avere la bottega aperta
アベーレ ラ ボッテーガ アペルタ
「ズボンのチャックが開いている」
日本語では、「社会の窓が開いている」なんて言いますよね。つまり、チャックのその先には、一つの社会が形成されているということでしょう。民主主義だといいですね。それで、きっとそこには国会があって、内閣が組織されてて、あーだこーだで... ズボンの中ってすごいですね。
イタリア語では、そこはお店扱いです。チャックが空いていることを注意されたら、「いやぁ、今日は売上がいいんだよぉ」と答えましょう。売上とはオシッk
3.ビール全部で
a tutta birra
ア トゥッタ ビッラ
「全速力で」
はじめて教えてもらったときは、全然想像もつかない意味であることに驚きました。ワンピースのフランキーはコーラで動いていますが、イタリア人はビールで動いているということなのでしょうか。
はい、そうです。確かに彼らはビールで動いています。間違いありません。
4.ドーナツ
ciambella
チャンベッラ
浮き輪
イタリアでドーナツは浮き輪です。それだけです。
あ、ドーナツって意味もありますよ?*1
5.私を血にさせる
mi fa sangue
ミ ファ サングエ
興奮する
なんかぱっと聞きは物騒な表現なのですが、いわゆる「煮えたぎらせる」のような意味で、セクシーな人を見た時などに使うようです。どうやら南の人しか使わない表現らしいですが、結構よく使ってます。ということは、南の人はよく興奮しているのでしょうか。
はい、そうです。確かに彼らはいつも興奮しています。そしてビールで動いています。間違いありません。
追記
身体に関するおもしろい表現も集めました
6.おまえは便所だ
tu sei cesso
トゥ セイ チェッソ
「おまえは不細工だ、しかもめちゃくちゃにな」
「おまえは便所だ」は、「おまえは臭い」でもなく、「おまえは汚い」でもなく、はたまた、「おまえは人がいなくても水が流れることがあります」でもありません。
「おまえは不細工だ、しかもめちゃくちゃにな」という辛辣な悪口です。使わないほうがいいです。
以上、おもしろいと思ったイタリア語の表現でした。
たんぱくな記事ですみませんが、これでしつれーしまーす!
*1:辞書で調べたら特に浮き輪とは出てこなかったので少し疑ってますが、もしかしたら個人的な表現かもしれまえせん。でも、私の友人は確かに浮き輪を指してciambellaと言っていました。