イタリアの料理といえば、パスタ、ピッツァ、ドルチェですね
そして、それを聞いたこともなければ見たこともないという人はいないはずで、それくらい日本でも一般的な料理です
イタリアといえばご飯が美味しい、そんなイメージもあることですし、イタリアは食の宝庫と言ってよいでしょう
イタリア人はグルメだ、なんて言われることもあります
しかし、怒られるのを承知で個人的な感想をいわせていただくと、イタリア人の舌は結構偏っていると思います*1
その話はまた別の機会に譲るとして、とにかく私がここで何が言いたいのかというと、皆さんは、きっとまだ本当のイタリア料理をご存知でないと思う、ということなんですね
日本ではなかなか見ないのに、イタリア人が食べまくる料理というのがまだまだたくさんあるんですね
そこで、今回は、私が驚いたイタリア料理を紹介することで、真のイタリア料理というものを皆さんにお見せし、イタリア料理の真髄に触れて頂きたいと思います
それでは早速、驚愕のイタリア料理をいくつか紹介したいと思います
あ、料理名は適当です。間違ってるかもしれないので悪しからず
- エントリーNo.1:フライドポテト オン ピッツァ
- エントリーNo.2:フライドポテト イン パニーノ
- エントリーNo.3:パスタ feat. バターとオリーブオイル
- エントリーNo.4:ポテトサラダ with オリーブオイル
- エントリーNo.5:サラダ feat. ごはん
エントリーNo.1:フライドポテト オン ピッツァ
私がイタリアで一番初めに驚いた料理が、ピザの上にフライドポテトをたんまり乗せる、"patate fritte su pizza(パターテ フリッテ ス ピッツァ)"という料理です(料理なのか、アレンジなのかはさておき)
マルゲリータ*2の上にフライドポテトがふんだんに載せられている、というただそれだけの太っちょ御用達の食べ物です
これ、一部の地域限定ということはなく、どこでも注文できるはずです
"una margerita più patatine(ウナ マルゲリータ ピュ パタティーネ)"と注文すれば、出してくれると思います。piùは「プラス」です
下に、googleで画像検索をした結果を貼っておきますので、気になる方はぜひ見てみてください
赤と黄色で目がチカチカします
おいしいものにおいしいものをのせていますし、別にお互いの味がケンカするわけでもないので、ただただ美味しいです。身体にはもちろん悪いですが
以前イタリアで、友人と一緒に遊んでいたら随分遅くなったときがあったんですね。確か22時とかそれくらいでした
そのときに友人と一緒に食べたのがこのピザでした
「夜遅いけどこれくらい行けるでしょ、若いし」とか考えてこんなものを注文した当時の私をぶん殴りたいです
重すぎて寝つけなくなりました
エントリーNo.2:フライドポテト イン パニーノ
2つ目の驚き料理は、パニーノの中にフライドポテトをたんまり入れる、"patate fritte con panino(パターテ フリッテ コン パニーノ)"です
パニーノとは、イタリア版ハンバーガーみたいなものです
イタリア版ハンバーガーとはなんですか?
という方もいらっしゃるかもしれないので、誤解をおそれずひらたく言うと、ハンバーガーです
こんなこと言ったらイタリア人に怒られそうですが、パニーノはハンバーガーといって差し支えないことこの上ないです
事実、googleで画像検索をした結果、ハンバーガーっぽい画像が大量に出てきました
そして、フライドポテトインパニーノは、ハンバーガーの中にフライドポテトをぶちこむという、これも太っちょ御用達の食べ物です
うまい。そして、身体に悪い
イタリア留学初日に、「何があるかわからないから、とにかくカロリーを摂ろう」と食べたのがこの料理でした
結局、初日から一週間くらいいろんなところでいろんなご飯をたらふく食べられたんですけどね、ええ
ホント、当時のカロリー摂りたいマンと化していた私をぶん殴りたいです
エントリーNo.3:パスタ feat. バターとオリーブオイル
3つ目の驚き料理が、 バタ―とオリーブオイルだけで作るパスタです
私の友人は、"burrorio(ブッローリオ)"と呼んでいました
burro(ブッロ)「バター」とorio(オーリオ)「オリーブオイル」でブッローリオです
お金がない学生がカロリーをとることだけを目的に作る料理です。もはや料理と呼ぶのもおこがましいですが
ある日、「今日は何も家に無いね。何か食べるものある?」みたいな軽はずみなことをルームメイトに言ったら出てきたのがコレでした
「お腹減ってるからいっぱい作ってね」なんて言ったその時の自分を、ほんとぶん殴りたいです
いいですか皆さん、絶対に「200グラムのパスタなんてぺろりだからね」なんて口が裂けても言ってはいけませんよ
ほんと、当時の自分の口を裂いてやりたいです
エントリーNo.4:ポテトサラダ with オリーブオイル
次に紹介したいのが、ポテトサラダとオリーブオイルが一緒になった料理、"insalata di patate(インサラータ ディ パターテ)"です
これだけ聞くと、別に何の変哲もないように思えますが、日本のポテトサラダを想像してはいけません
イタリアにおけるポテトサラダとは、蒸したじゃがいもをぶつ切りにし、塩とオリーブオイルを和えたものを指します。そして、彼らはそれを「サラダ」と呼びます。ここが重要です
じゃがいもと塩とオリーブオイルですので、まずいわけがないですし、実際に美味しいです
しかし、「なにかもう一品欲しいね。サラダみたいな、軽めのなにか」と言ってイタリア人にまかせてはいけません。もう一品主食みたいな重めのポテトサラダがでてきます
いいですか皆さん、サラダ(イタリア語では"insalata(インサラータ)")に騙されてはいけません
もう、ほんま、当時の自分を意味もなくぶん殴りたいです
エントリーNo.5:サラダ feat. ごはん
最後に紹介したいのは、"insalata di riso(インサラータ ディ リーゾ)"、あえて訳すなら、「サラダごはん」です
ご飯に、酢漬けのオリーブとかトマトとか豆とかをぶちこんで作る、チャーハンみたいな料理です
しかし、チャーハンとは異なり、 冷たいひんやり料理で、まあ、例えるなら冷やし中華のご飯版みたいな感じです
えっと、あ、わかりませんよね。そうですね、なんでしょうあ、冷えた炊き込みごはん的な何かですね
うん?その、冷えた炊き込み中華、といったほうが適切ですかね、うん?
ま、その何ていうか、当時の自分をぶん殴りたいです
いいですか皆さん、サラダ(イタリア語では"insalata(インサラータ)")に騙されてはいけません
というわけで、イタリアではよくあるあるある料理だけど、日本ではあまり知られていなそうな料理を紹介してみました
しかし、特に料理としての有益な情報などこれっぽっちもなく、要は、ポテトとサラダに注意せよ、ということが言いたかっただけの記事ですね
でも、美味しいことは美味しいんで、ぜひ皆さんもイタリアに行った際にはチャレンジしてみてください