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イタリア語スピーチコンテストで勝つためには:スピーチ内容編

「イタリア語スピーチコンテストで勝つためには」、内容編です。スピーチコンテストでは、中身がかなり重視されます。ではどんなことを書けばいいの?というところでまず悩まされますが、私なりの意見を書いていきたいと思います。

 

  • どんな内容が受けるか

これは一概に決めることはできません。審査員が人間である以上、また、また審査員が何を面白いと思うかが異なる以上、絶対にこれという内容はないです。これは断言できます。ただし審査員も審査時間でお互いの意見を吟味しあうはずなので、ある程度はこうした方がいいというものがあるはずです。

 

  • オリジナリティーが必要

1点目にして最大のポイントですが、「オリジナリティー」がなければなりません。一般論や人の意見等を述べているものはまず間違いなくダメです。というか一次審査で確実に落とされます。オリジナリティーというと、必然的に多くのものが自分の経験に基づくものになりますが*1、その経験もありきたりなもの、例えば「イタリアにいって美味しいジェラートを食べて、幸せな気持ちになりました」みたいな誰もが経験できるようなことではもちろんダメです。かといってもありきたりな経験じゃない経験なんてなかなかできませんよね。ではどうするか。簡単です。ありきたりな出来事をありきたりじゃなくするだけです。ありきたりな経験も、あなたの視点が入れば、もう誰もができるありきたりな経験ではありません。そこで大事になるのが、その経験をどう受け取って、それをどう消化したのかを、独自の感性で描くことです。これでオリジナリティーの部分は解決です。ただ、それが一番難しいわけですが笑 もうある程度嘘でもいいと思うんですよね。どうせ嘘でも聞き手はわからないわけですから*2

 

  • イタリアに関係なくてもいい

「イタリア語」スピーチコンテストなので、イタリア関連の話がほとんどになります。イタリア語をやっているということは、何かしらイタリアには関わっているわけですし、大会に参加するともなれば留学したことがある人が増えます。留学は人生の一大イベントですから、イタリアの話が多くなるのは当たり前です。ただ、だからといってイタリアの話が必要ということはありません。入賞者を見てもイタリアと全く関係ない話をしている人もいます。ただ、審査員も聴衆も「イタリアに関わっている人が多い」ということがあるので、そこに集まっている人の共通項は必然的に「イタリア」になり、「イタリア」の話が受け入れられやすいというのはあると思います。そう言った共通項があるというのは強いです。5分という短い時間の中で話を組み立てるためには、ある程度の所は前提として話をしなければなりませんから、「イタリアではこういうことがよくあるよね」みたいなある程度の前提があるとすぐ本題に入りやすくて、自分の意見を展開しやすくなるのではないかと思います。ただ何度も繰り返しますが、イタリアに関係なくても全く問題ありません。個人的にはそういうのが増えてほしいです*3

 

  • 難しい話は避けるべき

イタリア語スピーチコンテストに関して言うと、聴衆は基本的にイタリア語の初学者が多いです。ですので、わかりやすくするためにも難しい話を避けたほうがいいと思われます。聴衆がよく聞いてくれているな、という雰囲気でやるのが発表者としては一番やりやすいのは言をまたないですからね。ただこれは評価にはそこまで関係ないと思います。聴衆はあくまでも聴衆であって審査員ではありません。ですので難しい話を避けるべきなのは自分のためと思ってください。難しい話をすると難しいワードが必然的にでてきます。と同時に言い回しも難しくなります。ですのでよっぽどイタリア語に自信がない限りは避けるべきです。また審査員も全ての分野に明るいわけではないですから、わからないことはわかりません。一生懸命難しい議論を展開しても、伝わらなければ意味がありません。簡単な(わかりやすい)テーマを、自分の視点を入れて語ることがオススメです。

 

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*1:「必然的に」は言いすぎかもしれませんが、5分で深い議論を展開するのははっきりいって難しいでしょうから、やはりスピーチの多くが身近な話題、「自分の経験」になるのではないでしょうか。

*2:ただ、すごいなと思うのは、嘘を書くと結構向こうは見破ってくるんですね。なので嘘ではなく大げさに表現するのが妥当かも。

*3:一人一人の単純なイタリアでの経験を聞いていても、だいたいは私も通ってきた道なので飽きちゃうんですよね。

*4:イラストはHittonさんより